メラレウカ　アルテルニフォリア (= メディカルティーツリー) (5号中苗) [Melaleuca alternifolia]

原産地のオーストラリアではアボリジニの人々が
古くから薬用で用いてきた歴史があり、
今日でも、その抗ウイルス性や抗真菌性が注目され
精油がアロマセラピーなどでも利用され、
園芸的にも、芳香のある、涼しげな常緑の細葉や
初夏に樹冠を覆うように咲く真っ白な花の壮麗さ、
バーク状に荒々しく剥ける樹皮のワイルドさで
温暖地向けのシンボルツリーとしても人気が高まっている
たいへん魅惑的なフトモモ科の樹木です。

乙庭でもとてもお気に入りの樹種で
植栽デザインの案件でしばしば
シンボルツリーとして使います。

アガベやユッカなどを取り入れた
アメリカ西海岸を連想させるような植栽にも
とてもマッチする、カッコいい樹木ですよ。

本種　メラレウカ　アルテルニフォリアは、
メディカルティーツリーの名でも知られる
オーストラリア原産の樹木です。
アボリジニの人々が古くから薬用としても
使用してきた歴史があり、
今日でもその枝葉から得られる精油や成分が
アロマテラピーや医療用などに用いられています。

ちょっとコニファーを連想させるような
涼しげな細葉は柔らかな質感で、
ティーツリーの精油同様の芳香があります。
また初夏には樹冠を覆い尽くすほどたくさんの
真っ白い花を咲かせ、開花期も見事です。
そして、幹が充実するにつれ、古い樹皮が
ペーパーバーク状に剥がれ
古木を思わせる幹の表情を呈していきます。
この樹皮の雰囲気のカッコよさから
近年、庭植えのシンボルツリーとしても
たいへん人気が高まっています。

生育は早く、最終的には樹高10m程度に育ちます。
耐寒性はマイナス5℃程度です。
冬季の最低気温がマイナス5℃程度に下がる
群馬県前橋市の乙庭では、
南向きで北風を避けられる場所に植えることで
概ね問題なく越冬しています。
特に冬の寒さが厳しい年は半落葉性の
ような状態になることがありますが
春に新葉が出て更新されます。

とはいえ、耐寒性が万全ではないので、
関東以南の温暖地での栽培に適します。

性質は概ね丈夫ですが、
前述のように耐寒性が少し弱いのと、
水切れをとても嫌います。

本種はオーストラリア原産の樹木ですが、
沼の近くなど比較的水分の多い場所に生息し
肥料や水分を好みます。
特に夏場は土中の水分をよく吸い上げるので
水切れさせないように注意が必要です。
根を乾燥させてしまうと大きなダメージを受けて
枯れてしまうことも多いです。

降水量の多い日本での地植えであれば
それほど心配ありませんが、
鉢植えや土の量が限られた場所での植栽の場合は
たっぷりの水やりが必要です。

アガベやユッカなど
アーキテクチュラルな葉モノや、
イキシア、アリウム、エレムルス等、
オーナメンタルな球根花、
ヘリクトトリコンやパニカム、カレックスなど
水色やベージュ系のグラス類などなどと
合わせるとカラフルでオーナメンタルな
素敵植栽になります。


※2024年2月18日 入荷しました
樹高80〜90cm程度の中苗です。
地植えにすると高温期に勢いよく成長します

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学　名：Melaleuca alternifolia
科名等：フトモモ科　半耐寒性常緑樹（-5℃程度）
花　期：夏
樹　高：10m程度
お届けの規格：5号ロングポット