ユッカ　ベイリィ（7号） [Yucca baileyi]

乙庭 2022秋季　新導入種！

葉縁が糸状にクルクルとほぐれる
いわゆる「フィラメント」も装飾的な
視覚効果のあり、パウダーブルーみの
美しい剣葉ロゼットを木立ちせずに地際に展開、
クリーム色地にうっすら燕脂色みが乗る
鈴生りに咲く壮麗な穂花も
たいへんレア魅惑的なユッカ原種です。

本種 ユッカ ベイリィは、
アメリカ南部ユタ州、アリゾナ州、ニューメキシコ州、
コロラド州辺りを原産とするユッカの原種です。
原産地の多くがナバホ族居留地の境界内にあるため、
「ナバホユッカ」の英名通称もあります。

ユッカ ベイリィは、パウダーブルー色の葉が
たいへん美しい種です。
葉縁には「フィラメント」と呼ばれる
クルクルと巻きが入った糸状にほぐれが出て、
美しい葉色と相まって、多芸のあるリーフプランツして
楽しむことができます。

本種はユッカ　ロストラータのように木立ちすることはなく
高さ50cm程度、直径60〜80cm程度の
半球状のロゼットを地際に展開します。
株が充実すると1.5m程度の花茎を立ち上げ、
クリーム色にうっすら燕脂色が乗った
ぼってりした質感の釣鐘型の花を
鈴生りの穂状に咲かせます。


日本国内では苗の流通はたいへん少ないですが、
木立ちせずに場所も取らず、
オーナメンタルな草姿や葉色も美しく
耐暑性のみならず耐寒性も強いことから、
建て込んだ日本の都市部での
園芸事情にもマッチします。

同じように木立ちせず、
日本でも古くから親しまれてきた
イトラン（ユッカ フィラメントーサ）と
同じように庭に取り入れやすく、
且つ、スタイリッシュなパウダーブルー色の
葉色が植栽の中でも目を引く魅惑種です。

ユッカのオーナメンタルな草姿は、庭の風景を引き締め、
絶好のフォーカルポイントになりますよね。

アガベと並んで
まさにオーナメンタルプランツの真骨頂！
クールビューティなお庭にぜひ取り入れたい
植物ですね。

本種ユッカ ベイリィは地植えでの耐寒性も強く、
ナーサリーからの情報によると
-9℃程度の耐寒性があるとのことですが、
湿った状態で凍ったり、強い霜や寒風によって
葉や根がいたむことがあります。

北風を避けられる南面で
日当たり、水はけよく、冬は乾かし気味に
管理するのがよいでしょう。


※2023年5月20日　入荷しました。
7号ポット植え、日本国内の生産者で
実生から年数をかけて育てられた
葉長30~35cm程度の1ロゼット苗です。
輸入による根傷みの心配なく今後の生育に期待ができます。
ナーサリーで特に葉色の美しい個体を選んできました。
生産数がたいへん少ない逸品です。
どうぞお早めに！

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学　名：Yucca baileyi
科名等：キジカクシ科　耐寒性宿根草　冬季常緑種
花　期：
草　丈：1.5m程度 (開花時)
お届けの規格：7号ポット