アロカシア　オドラ (= クワズイモ) (5号) [Alocasia odora]

クワズイモという和名で
屋内観葉植物としても馴染み深く、
近年では東京都心部や
関東南部以南の比較的温暖地でも
南向き屋外の暖かい場所での
栽培事例も多く見られるように
なってきている
たいへん魅惑的なビッグリーフ
オーナメンタルリーフプランツです。

夏庭の主役ともなるトロピカルな
ビッグリーフプランツとしてはカンナや
コロカシアなどがメジャーどころですが、
コロカシアと同じサトイモ科に属する
アロカシアは、コロカシア同様の
ハート型の巨大葉が立ち葉ぎみになり
ハートというよりはスペード型に近い
葉姿となり、照り感と厚みを感じさせる
葉質とも相まって、コロカシアとは
また違ったオーナメンタルな植栽効果
を発揮してくれます。

本種 オドラは、クワズイモという和名で
室内観葉植物の鉢モノとしても
おなじみの種です。
中国南部や台湾、日本でも沖縄や九州、
四国地方の南部などにも分布しています。

耐寒性は比較的弱いのですが、
近年では、東京都心部や
関東南部の温暖な地域でも
屋外栽培で越冬している事例が
多く見られるようになってきており、
温暖な地域の新感覚な
オーナメンタルトロピカル素材として
多いに有望といえるでしょう。

アロカシアは基部が木質化して
低い木立ちのような姿となっていく点も
コロカシア（サトイモ）と異なり、
巨大な照り緑葉とも相まって
熱帯ムードを盛り立ててくれます。

本種　オドラは、
概ね耐寒性がマイナス2~3℃程度で、
関東南部あたりでは、軒下など霜が避けられる
南向きの場所や、北風と強い凍結が
避けられる暖かい場所を選んで植栽することで
越冬可能性が高くなります。

冬季氷点下に下がる日が多いと
葉傷みして半落葉性になりますが
温暖期に新葉が展開して復旧します。

面が大きく装飾的な葉の物にはカンナなどもありますが、
アロカシアはまた葉形状が異なり、
これらを組み合わせることで、
非常にインパクトがあり、造形的な植栽空間を
作ることができます。

とてもオーナメンタルで目立つ植物ですので
植栽効果は驚くほど高く、絶好のフォーカルポイントに
なること間違いナシですよね！

黒葉系のコロカシアや
葉の面白いカンナ、巨大輪のダリアを合わせても
スケールがおかしくならずバッチリでしょう。

タリア やシぺルスなど
水辺系の巨大植物と合わせても
よい風景になりますよね。

本種は
小株でよく根付かないうちに冬を迎えると
耐寒性が発揮できません。
春〜初夏に定植し、秋までにしっかり
根付かせることで耐寒性アップにつながります。

耐寒性は万全ではありませんので、
屋外で植栽する場合は耐寒性を確かめながら
導入されると安全と思います。
大株になるにしたがって子株ができますので、
屋外越冬を試しつつ、
バックアップの株を屋内で越冬させると、
絶滅させることなく長く維持することができます。

0℃以下の環境では冬季半落葉性となりやすいです。
冬季は地表を堆肥等で厚くマルチングしたり、
木質化した基部や地上部全体を不織布で幾重かに
巻いて保護し凍結防止するとより安全でしょう。


※2024年3月6日　入荷しました。

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学　名：Alocasia odora
科名等：サトイモ科　半耐寒性宿根草
　　　 （-3℃程度冬季落葉扱い）
花　期：夏
草　丈：1.5m程度
お届けの規格：5号ロングポット