アレンガ　エングレリ (= クロツグヤシ)　(5号) [Arenga engleri]

乙庭 2023−24年新導入種！

超・乙庭好み！
クロツグヤシという和名でも知られ、
比較的耐寒性があり、
東京都心部ほか太平洋側の
温暖地域では屋外での栽培事例も
見られるようになっている
たいへん魅惑的な
台湾から日本の南西諸島原産の
ヤシの仲間です。

本種　アレンガ　エングレリは
沖縄県を含む南西諸島の自生に加え
九州や太平洋側の温暖地でも
栽培事例が見られる
比較的耐寒性のあるヤシです。

近年では東京都心部などでも
屋外での植栽例が見られ、
温暖地での屋外栽培可能な
トロピカルプランツとして
有望な素材です。

成熟した個体になると
葉長1.5~3mにもなる羽状複葉が
たいへんオーナメンタルで壮麗、
シュロのように高く幹立ちせず、
羽状葉の長い葉柄が株元で
束ねられたような樹形を呈します。

和名 クロツグの「ツグ」は「シュロ」
の意味で、本種の幹に生える
黒いシュロ状の繊維に由来します。
自生地の沖縄では、このクロツグの
名のほかに「バニン」「マニン」
とい名でも呼ばれます。

本種はチャメロプスやシュロなどの
耐寒性ヤシよりは寒さが苦手で、
冬季の最低気温
マイナス3度程度の温暖地向けです。

南向きで北風や強い霜を避けられる
日向から半日影の場所を選んで
植えるとよいでしょう。

ナーサリーの情報では、
最終的な高さ3mとのことですが、
壮大な葉姿で、葉張りが出ますので
将来的なスペースを多めに考えて
植えるとよいです。。

ヤシ科の葉はアガベやユッカなどとも異なる形状で
非常にオーナメンタルな存在感もあり
庭での絶好のフォーカルポイントになります。

本種は巨大な羽状複葉の様子も
壮麗でとても植栽映えします。
これほど大きな羽状複葉の
屋外植栽素材はとても稀有ですし
鉢植えでも温暖地での地植えでも楽しめ
利用範囲の広い新感覚庭素材として
たいへん有望と思います。

アガベやユッカ、ニューサイラン、カンナなど、
温暖地に雰囲気のある植物とは文句ナシで
よく似合います。
大株になってくれば主役級の存在感でしょう！

-6℃程度の耐寒性があると言われていますが、
実地の栽培では寒風や強霜に晒されると
強く傷んで縮小しやすいので
日本国内でも温暖な地での屋外栽培か、
より寒い地域では
鉢植えで冬期は室内観葉として
楽しんでも素敵でしょう。

苗の流通は少なく
比較的手に入りにくい植物です。


※2024年3月14日 入荷しました。

5号ポット植えの苗です。
ナーサリーの在庫の中から葉ぶりのよい
個体を厳選してきました
写真3枚目中央の黄みがかった葉色の
ものが今回の仕入れ時に撮影したものです
（写真3枚目の右背景の水色葉は
チャメロプスの実生水色葉選抜個体です）。
写真3枚目にみられるように、現状、
季節がら冬の寒さにあたり葉色が
黄色がかっていますが、温暖期は
写真2枚目に見られるような
本来の緑葉となります。

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学　名： Arenga engleri
科名等：ヤシ科　耐寒性常緑樹
花　期：
草　丈：3m（生育は緩慢）
お届けの規格：5号ポット